高圧エアドライヤー 冷凍式 30bar コンプレッサー用圧縮空気ドライヤー Tr-80

圧縮空気の温度を下げると、圧縮空気の圧力をほぼ一定に保ちながら圧縮空気中の水蒸気量が減少し、余分な水蒸気は凝縮して液体になります。冷却乾燥機は、この原理を利用して冷凍技術を用いて圧縮空気を乾燥させるものです。

冷凍機は、冷凍コンプレッサー、コンデンサー、蒸発器、膨張弁の4つの基本コンポーネントで構成されています。これらは配管で接続され、冷媒が常に循環し、状態を変化させ、圧縮空気や冷却媒体と熱交換する密閉システムを形成します。

冷凍コンプレッサーは、蒸発器内の低圧（低温）の冷媒をコンプレッサーに引き込みます。冷媒蒸気は圧縮され、圧力と温度が同時に上昇します。高圧・高温の冷媒蒸気は凝縮器に送られます。凝縮器では、高温の冷媒蒸気が冷却水または低温の空気と熱交換します。冷媒の熱は水または空気に奪われて凝縮し、冷媒蒸気は液体になります。この液体の一部は膨張弁に送られ、膨張弁によって低温低圧の液体に絞り込まれ、蒸発器に入ります。蒸発器では、低温低圧の冷媒液が圧縮空気の熱を吸収して気化（一般に「蒸発」と呼ばれます）し、圧縮空気は冷却後に大量の液体水を凝縮します。蒸発器内の冷媒蒸気はコンプレッサーによって吸い出され、システム内の冷媒は圧縮、凝縮、絞り、蒸発を経てサイクルを完了します。

冷風乾燥機の冷凍システムにおいて、蒸発器は冷気を輸送する装置であり、冷媒が圧縮空気の熱を吸収することで脱水・乾燥の目的を達成します。コンプレッサーは心臓部であり、冷媒蒸気を吸引、圧縮、輸送する役割を果たします。コンデンサーは放熱装置であり、蒸発器で吸収された熱とコンプレッサーの入力電力から変換された熱を冷却媒体（水や空気など）に伝達して排出します。膨張弁/絞り弁は冷媒を絞り、減圧し、蒸発器への冷媒液の流入量を制御・調整し、システムを高圧側と低圧側の2つの部分に分けます。上記のコンポーネントに加えて、冷風乾燥機には、エネルギー調整弁、高低圧保護装置、自動ブローダウン弁、制御システムなどのコンポーネントも含まれています。

省エネ：
アルミニウム合金製の3in1熱交換器設計により、冷却能力のプロセス損失を最小限に抑え、冷却能力のリサイクル性を向上させます。同じ処理能力の場合、このモデルの総入力電力は15～50%削減されます。

高効率：
一体型熱交換器にはガイドフィンが装備されており、圧縮空気が内部で均一に熱交換します。また、内蔵の蒸気水分離装置にはステンレス製フィルターが装備されており、水分の分離がより徹底されます。

知的：
マルチチャンネル温度・圧力監視、露点温度のリアルタイム表示、累積運転時間の自動記録、自己診断機能、対応するアラームコードの表示、機器の自動保護

環境保護：
国際モントリオール協定に対応して、このシリーズのモデルはすべてR134aとR410aの環境に優しい冷媒を使用しており、大気へのダメージをゼロにし、国際市場のニーズを満たしています。

コンパクトな構造と小型サイズ
プレート式熱交換器は角型構造で、設置スペースが小さく、機器内の冷凍機部品と柔軟に組み合わせることができ、スペースを無駄にすることなく設置できます。